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2025

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第一話 序章

— 一皿のカレーが、街の未来を変える —**

1999年。
私は、このふじみ野という場所に、
ごく小さなカレー店をそっと開きました。
店の名は Jam3281

当時のふじみ野は、
まだ街がゆっくり形になっていく途中で、
これからどんな未来が育っていくのか、
誰もが少しワクワクしながら見守っていた時代でした。

そんな場所で私は、
胸の中にひとつの願いを抱いていました。

「この街の人が自慢できる、温かいお店をつくりたい。」

大きくなくてもいい。
派手じゃなくてもいい。
でも、家族が、子どもが、年配の方たちが、
ふとした会話の中で
「あの店がある街っていいよね」と言ってくれるような、
そんな“よりどころのようなお店”をつくれたら。

それが、まだ新しい街だった
“ふじみ野”の未来をつくる
小さな力になるんじゃないか――
そんな思いで、毎日を重ねてきました。


◆ 一皿のカレーとの出会いが、私の人生を変えた

私がカレーの道へ進んだきっかけは、
若い頃に出会った“ある一皿”でした。

名店の欧風カレー。
そのひと口が、衝撃でした。

香りの奥深さ。
スプーンを入れた瞬間に伝わるとろみ。
時間をかけて煮込まれたからこそ生まれる重みと説得力。

その一皿と出会った瞬間、
私の心の中で、静かにスイッチが入りました。

「自分も、誰かの人生を動かすような一皿をつくりたい。」

そう思った時、
進むべき道がスッと見えて、
そこからは迷いなく進むことができました。


◆ ひとつの料理で、街のすべての人を笑顔にしたい

Jam3281の原点は、じつはとてもシンプルです。

「ひとつの料理で、街のすべての人を笑顔にしたい。」

大人も、子どもも、
お父さんもお母さんも、
おじいちゃんもおばあちゃんも。

カレーは家庭の味であり、
思い出の味でもあります。

だからこそ、
世代を越えて笑顔が生まれる料理なんだと、
私は信じているんです。

その思いだけで、
気づけば26年間、厨房に立ち続けていました。


◆ 困難の中で支えてくれた“出会い”

もちろん、順風満帆な26年ではありませんでした。

お客様が来ない日もありました。
眠れないほど不安だった夜もありました。
何度も、もう無理かな……と思った瞬間もありました。

でもそのたびに、
不思議なほど“誰か”の存在が私を支えてくれました。

常連さんの温かいひとこと。
「おいしかったよ」の笑顔。
一緒に働いてくれたスタッフ。
そして家族の支え。
娘からの
「パパのカレーは世界一」
という言葉。

そのすべてが、私の背中を押し続けてくれました。


◆ そして物語は、またここから始まる

Jam3281は、ただのカレー店ではありません。
街の人の思い出が重なった“記憶のような場所”であり、
これからのふじみ野の未来にそっと寄り添う
“小さな文化の種”でもあると思っています。

26年という時間は、終わりではなく、
これから始まる新しい章のスタートです。

一皿のカレーが、
人の人生を変え、
街の未来まで動かしていく。

私は今も、そう信じています。


◆ 序章の最後に

これから語る物語は、
これから目指す未来と、これまで歩んできた軌跡を、
私の熱い思いとともに書きつづったものです。

読んでくださったあなたの心に、
そっと灯りがともるような、
そんな“小さな一歩”になれたら嬉しく思います。

Jam3281 せやひろし



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